ぼくはときどきこう思います。
死にたい!
特別な理由も、目についた問題もなく、ただ死にたい…。
理解されにくい感情かもしれませんが、ぼくはこの死にたい気持ちとつき合って生きてきました。
今回は、そんなときどき死にたくなってしまうぼくが、実際にやってみて効果があった
- 「死にたい」を「死ぬ必要はない」に変える方法
- 「死にたい」を「生きてもいいかも」に変える方法
を紹介します。
「死にたい」を「死ぬ必要はない」に変える方法
ぼくが「死にたい」と思うときは、さまざまなマイナスの出来事が起きすぎて、思考停止に陥ってしまっていることが多いです。
また、直接的にマイナスの出来事が起きていなくても、「なにもやれていない」とか「〇〇は頑張っている(うまくいっている)のに自分は・・・」などと自分を責めてしまい、死にたくなってしまうことがあります。
死にたくなってしまったときに大切なことは、頭の中で考え続けないことです。
頭の中で考え続けても、負のスパイラルにはまりこんでしまった場合は、死にたい気持ちが強くなってしまうだけです。
そんなときは、自分が考えていることをすべて紙に書き出してみましょう(スマホのメモでもOKです)。
どんな些細なことでもかまいません。
たとえば、
- 仕事がうまくいかない
- 〇〇はうまくいっているのに、自分はうまくいかない
- 上司がうざい
- 先輩とうまくいかない
- 後輩がいうことを聞いてくれない
- 友だちを傷つけてしまった
- ウンコをもらしたことがバレてしまった
- 母親がうざい
- 好きな人に嫌われてしまった
- 恋人ができない
- 借金の支払いが間に合わない
- お金がない
- お金をたかられて、返してもらえない
- 公共料金が払えない
- 自分はこんなにやっているのに、誰も協力してくれない
とにかくどんな些細なことでもいいので、自分が考えていること、悩んでいることを具体的に書き出してみましょう。
このとき、頭の中を空っぽにするつもりで、できるだけ書き切るようにすることがポイントです。
書き出した問題をしばらく眺めていると、
「なんだ。死ぬことないな」
と思えます(ウソだと思う人も一度やってみてください!)。
頭の中でこんがらがった問題も、具体的に一つ一つ書き出してみると、今すぐ対処しなければならない問題は少ないことがわかります。
一方で、今すぐ解決できる問題も、そこそこあることがわかるはずです。
「死にたい」と思ったときこそ、自分自身が抱えている問題を整理整頓するチャンスです。
「死にたい」を「生きてもいいかも」に変える方法
ぼくらは弱い生き物です。
人間は社会的な生き物と言われますが、人とのつながりが弱いほど「生きている」実感が小さくなってしまう傾向があると思います。
ぼくの「死にたい」も、
「(人に必要とされないから)死にたい」
である場合が多々ありました。
しかし、ぼくは「死にたい」を「生きてもいいかも」に変えるウルトラCの方法を知っています。
実際に半年間実践したこともあります。
それは「ゴミ拾い」です。
誰からも必要とされなければ、人は死にたくなります。
しかし、ゴミ拾いをすれば、誰でも必要とされることができます。
つまり、誰でも「生きてもいいかも」と思える方法こそ、ゴミ拾いなのです。
どうしても「死にたい」という気持ちが消えなければ、だまされたと思って、ゴミ拾いにチャレンジしてみてください。
ぼくがやっていたときは、朝6時頃からみっちり1時間ほど、自宅から駅前までゴミ拾いしていましたが、そこまでやる必要はありません。
とりあえず、自宅前、ゴミひとつからはじめましょう。
ぼく自身、実際にゴミ拾いをするまで、ゴミ拾いしている人を意識したことがありませんでしたが、少し人の目がつくところでゴミ拾いしていると、想像以上に感謝されますし、喜ばんでもらえます。
「いつもありがとう」
毎日やっていると通勤するお姉さんやおじさん、おばさんと顔なじみになって、直接、そんなあたたかい言葉をかけていただけるようになりました。
ぼくはゴミ拾いをすることで、少しずつ自尊心(自分自身を尊ぶ心)が育ってくるのがわかりました。
今日もぼくは「まち(人)の役に立ったな」と。
ゴミ拾いについて、似たようなことが書いてある本を見つけました。
ゴミを拾うと、とんでもなく気持ちいいんです!
誰かに見られているときは恥ずかしいのですが、それでも拾います。道ばたで落ちているゴミをすべて拾い出すと歩けなくなるので、僕の場合は、巾着袋に入れるゴミは、1日ひとつでオッケーというルールでやっています。(中略)
この1年で一番気持ちよかったと言っていいでしょう(笑)
これね、どう考えても運気が上がるなって思いました。
だって、すごくいい気分になれるんです。続けていくと、
自分は、この星に存在していいって気になってくるんです。
自分を好きになれるんです。上機嫌で1日を過ごせるんです。
1日24時間、自分とずっと過ごすのは自分です。
だからその自分を好きになれるって、とんでもなく大きな影響があるんです。
少々、おおげさな気もしますが(笑)、大筋で納得します。
「この星に存在していい」と思えたということは、「生きてもいいかも」と思えたことにならないでしょうか。
まとめ
人生は大変です。ときどき死にたくなってしまうこともあります。
しかし、死にたくなってしまっても、「死ぬ必要はない」と思える方法や、「生きてもいいかも」と思える方法を知っていれば、死にたい気持ちを少しでも和らげることができるのではないでしょうか。
ほんの少しだけでもお役に立てればうれしいです。