この世の中には2つの飲み会があります。
- 参加する価値がある飲み会
- 参加する価値がない飲み会
です。
この記事では、
- そもそもなぜ飲み会に参加し続けてはいけないのか?
- 参加してはいけない飲み会の特徴とは?
についてまとめます。
「たかが飲み会・・・」と甘く見ていると、5年後、10年後で大きな違いが生まれます。
惰性の飲み会に疑問を感じはじめたあなたに少しでも参考になれば幸いです。
惰性で飲み会に参加し続けてはいけない理由
一週間働いて、疲れたあとの一杯は格別です。
仕事でたまった不満や愚痴を言い合ったり、はたまた夢を語り合ったりする時間も大切です。
しかし、惰性で飲み会に参加し続けていると、とんだ落とし穴が待っています。
なぜならほとんどの飲み会は「浪費」だからです。
飲み会は「お金」と「時間」を浪費します。
将来の先行きが見えづらい現代だからこそ、お金や時間は「投資」に使わなければいけません。
投資とは不動産投資や、株式投資には限りません。
もっともおすすめしたいのは自己投資です。
5年後、10年後も会社が存続しているかわからない時代だからこそ、貴重なお金と時間は自分に投資して、自分の市場価値を高めておかなければなりません。
逆に言うと、自分自身の市場価値が高ければ、会社の倒産も、リストラも怖くありません。
その自己投資を遅れさせてしまうのが、飲み会です。
ぜひ参加すべき飲み会と、参加してはいけない飲み会の違いを理解しておきましょう。
参加してはいけない飲み会
参加してはいけない飲み会の特徴はこんなところです。
- 自分が参加する明確な目的がない
- 目的はあったが、なくなった
- つき合いだけで参加している
- 惰性で参加している
- 会いたい(話したい)人がいない
- 以前、参加して「損した」と感じた
一つ一つ、確認してみましょう。
自分が参加する明確な目的がない
目的のない飲み会は参加するだけ無駄です。
「鶏肉を食べる」とか「親睦を深める」とか、
会全体の目的が設定されていることはもちろんあるでしょう。
しかし、ここでいう目的とは、自分自身の目的です。
- 自分はどうしてその会に参加するのか
- 参加することで得られる(与えられる)ものはあるのか
など、自分自身で明確な目的設定ができなければ、時間を浪費してしまう可能性が高いです。
仮におごりであっても、目的設定できなければ断るべきです。
時間は本来、それほど貴重なものです。
目先の金銭(飲み代)より、将来への自己投資に頭を切り替えましょう。
目的はあったが、なくなった
つい先日、元上司から驚きのメールがきました。
「元々予定していた〇〇が参加できなくなったんだけど、
せっかくだし、久しぶりに2人で語り合わないか?」
元上司に会ってほしい人がいると頼まれたため、承諾していた飲み会でしたが、ギリギリになってその相手が参加できなくなってしまいました。
このような場合は、元上司と語り合ったほうがいいのでしょうか?
ぼくは断りました。
目的のなくなった飲み会に参加してはいけません。
実は、このやりとりの中には、サラリーマン特有の雇われ根性がしみだしています。
サラリーマンは勤務時間=労働時間のため、仕事が終われば、誰しも暇だ(時間が空いている)と考えていることが多いです。
このようなつき合いこそが「浪費」の温床になります。
元上司から学びたいことがあるとか、親睦を深めておきたい理由があるとか、自分自身で具体的な目的の再設定ができなければ、絶対に参加してはいけません。
つき合いだけで参加している
20世紀のサラリーマンにとって、つき合いはとても大切でした。
出世のためには、上司へのゴマすりだけではなく、さまざまな関係者への根回しが有効です。
しかし、21世紀に入り、日本は構造的な不況(=人口減少による経済縮小)にさらされています。
このような時代では、会社に安定や、将来の保証を期待するべきではありません。
あなたの未来は、あなたが手に入れるしかありません。
つき合うのであれば、同じ会社の上司や同僚ではなく、将来的な仕事につながるような会社外の人とつながることが重要です。
興味があるイベントに参加してみたり、スキルアップのために学校に通ったり、週末を利用して、スモールビジネスをはじめてみるなどアクションを起こせば、会社外のネットワークは少しずつ広がっていきます。
惰性で参加している
ぼくもサラリーマン時代は毎週金曜日(ハナキン)はとりあえず飲みに行っていました。
しかし、惰性での飲み会ほど、次につながらない(ただただ浪費になる)飲み会はありません。
惰性での飲み会の欠点は、
- 毎回、参加者が同じ
- 毎回、飲む場所も同じ
- 毎回、飲んだあとの行動パターンも同じ
とテンプレート化してしまいやすい点です。
テンプレートで満足してしまうようになると、新しいものに対するアンテナがどんどん鈍くなってしまいます。
会社を超えた安定を手に入れるためには、常に情報感度を高めて、商機に敏感になることが大切です。
マンネリの人間関係に固執せず、自分自身ワクワクして、感動できる人たちと出会う努力をしていきましょう。
会いたい(話したい)人がいない
「どんな人からも学ぶべきことはある」
これは確かに正論です。
しかし、あなたが直感的に「会いたい人がいない」と感じる飲み会なら、無理に参加する必要はありません。
しかし、「会いたくない」にもいろんな種類があります。
その中でも、自分自身にやましい気持ちがある場合は、思い切って会ってみたほうがいいケースが多いようです(私調べ)。
もちろん、「ただただ不快な気持ちで会いたくない」などの場合は、当然、会うべきではありません。
自分自身に問いかけてみて、会いたい人はいるか?いないか?の判断軸で、飲み会を考えてみることも有意義です。
以前、参加して「損した」と感じた
惰性での飲み会を断つためにも、参加して「損をした」と感じた飲み会への再度の参加はやめましょう。
損得勘定ばかりしていては社会生活を円滑にやりきることはできないと感じてしまうかもしれませんが、一度、損をした飲み会は、何度でも損をする可能性が高いです。
それでも「会社をやめるわけにもいかないし、人間関係を良好にしたい」と考えるなら、あなたが企画して、参加者に「得させられる」ような飲み会を開催してみることをおすすめします。
その際に、あなたはどうして損したと感じたのか、一度深く掘り下げてみてください。
また、どのような会にすれば楽しんでもらえるのか、得したと感じてもらえるのかを考えることは、あなた自身のマーケット感覚を磨くきっかけにもなります。
まとめ
以上。参加してはいけない飲み会の特徴をまとめました。
惰性での人づき合いで使ってしまった時間には未来はつくれませんが、時間とお金をきちんと自己投資した先には、より多くの報酬と、より魅力的な未来が待っています。