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レールから外れた人へ

Paydayは危険?手軽な借金がダメな理由と、いい借金の話

 

Paydayという給料前借サービスがリリースされたようです。

 

Payday|毎日をお給料日に!

 

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シンプルでおしゃれなサイトに「先に受け取って、後で支払う。」としれっと書いてますが、金貸し(サラ金)と同じです。実際のビジネスモデルがどのようになるかは知りませんが、借りた金には金利がつくので、借りた以上の金を返さなければいけません(当たり前ですが…)。

 

ぼくはZOZOの先払いや、VALUにしょっぱさを感じていましたが、金融リテラシーが低い日本人にこの手のサービスは劇薬にしかならないと思います。この手のサービスを利用して失敗した結果、金融リテラシーが高まるということはあり得ますが、下手に失敗するくらいなら本多静六さんの"私の財産告白"読めよ!とか、"インベスターズZ"や"金持ち父さん"読んどけばよかったのに…と残念に思います。

 

日本人に欠けているのは当たり前の金融リテラシーです。

今回はPaydayのどこに問題を感じたか、少し整理してみたいと思います。

 

 

え?それってサラ金では?

 

 Paydayというサービスが提案しているのは、
稼いだその日に稼いだ分を使いましょうよ!という自転車操業的生活習慣
です。

 

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これまでサラリーマンは働いても給料日まで待たなければならなかったので、稼いだ以上のお金を使うことは借金でもしなければできませんでした。特に少額で借りると高い金利がつきますし、(特に借金経験がない人にとって)借りるまでの手続きが不便だったことも浪費家が借金を覚えない、いいバリアになっていたと思います。

 

しかし、Paydayの趣旨はITの力で手軽に借金しようぜ!というやつです。

PaydayやZOZOのツケ払いで潜在的浪費家が顕在化しないことを願うばかりです。

 

かといって、借金をすべて悪だと言い切るつもりはありません。

借金にはよい借金と悪い借金があります。

次に、その違いを説明します。

 

よい借金と悪い借金

 よく言われていることですが、お金には4つの使い方があります。

消費と浪費と貯金と投資です。

 

日常生活で使うお金を消費といい、ときたま奮発して使うお金を浪費といい、使わずに貯めることを貯金といい、貯めてまとまったお金を特定の目的に使うことを投資といいます。

資産に対して投資する場合だけ、よい借金です。

 

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ここで、資産と負債の違いも説明しておきましょう。

金持ち父さんで有名になった考え方ですが、ぼくらがまとまったお金で手に入れることができるもの(家や車、株式や債券など)には、その性質上、資産と負債の違いがあります。

所有していることで、ぼくらのポケットにお金を入れてくれるものを資産、逆にポケットからお金を奪っていくものを負債といいます。

 

借金でかかる金利以上に運用益がでるのなら、借金してでも投資すべきでしょう(この手の煽り文句で投資をすすめる業者で悪徳業者もたくさんいるのでくれぐれも投資は慎重になさってください。営業マンありきの投資話は全部詐欺です←)。

 

しかし、そうではないほとんどの場合、借金は身を滅ぼす大きなきっかけになります。借金した目的が子どもの学費や、田舎暮らしの車、家なら多少譲って理解できますが、キャバクラでの散財や、分不相応のブランド品を買うためならおかしいと思うでしょう。

 

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借金を手軽にしてしまう弊害は、浪費のために借金する人が現れることです。

次々と目新しい金融サービスが生まれている現代だからこそ、既存のサービスと比べて(今回の場合はサラ金とか闇金の部類です。少し前に話題になったメルカリのクレジット枠を現金に換えたがる人たちの存在を理解しておかないといけません)お金の本質をギュッと握りしめておかないと痛い目に遭ってしまいます。

 

とりあえず、これを読んでください…

最初に何冊かよさげな本を紹介しましたが、その中でも特に読んでほしい本多静六さんの私の財産告白を紹介しておきます。普通の大学教員が勤倹貯蓄と資産運用で大金持ちになるまでを告白した本です。

大金持ちの原点は浪費ではなく、貯蓄です。特に前途有望な若者にはそのことだけでも知っておいてほしいです…。

 

 

最後に、時間労働の本質は時間の換金です。つまり、命を売っているわけです。命の対価として得られるものが一瞬の浪費の快感や、満足感であってよいのでしょうか?

老婆心ながら、命を削って得たカネはちゃんと貯めて、カネがカネを生むための資産を手に入れないといけません。

RPGでいつまでも皮の服とか、木の棒で戦うわけにはいかないのと同じで、資産を増やすことが命売りゲームから抜け出すためやらなければいけないことです。

 

一生をいくらで売るかはあなたの金融リテラシーにかかっています。