とにかく元気を出すことだよ

レールから外れた人へ

『貧困』を喰いものにする藤田孝典氏。他者依存の発想では貧困から脱出できない!

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ぼく(20代後半・貧困)は、藤田孝典氏の講演にでて、腹の底からムカついた。

 

藤田氏は、『貧困問題』で個人ブランディングに成功して、有名になった人間だ。年間講演数250本の売れっ子で、貧困マーケティングで食っている。

 

藤田氏はさまざまな貧困問題(ホームレスや、子ども、ひとり親、ブラック企業の労働者等)に対して、「未来は暗いが、あなたは悪くない。日本政府が悪いし、経営者が悪い」という論陣を張っている。もちろん、じぶんの仕事に付加価値を生み出し、高めるつもりがない貧乏人には大ウケだ。

 

しかし、ぼくには不思議だった。『生きる』ことは『売る』ことだ。売れっ子の藤田氏が、なぜ貧困に苦しむ人たちにそのノウハウを教えて、稼げるようにしないのか。直接、講演で質問して驚いた。藤田氏の回答が「彼らには難しい」だったからだ。

 

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では、彼ら(労働者)はどうすればいいのか。藤田氏のさらなる回答に驚いた。「賃金をあげるために数名で団結すべきだ。経営者と交渉しよう」。ぼくの頭にハテナが浮かんだ。21世紀=個人の時代だ。その大きな変化に対応しきれず、すでに沈みつつある企業の責任にしたところで、問題はまったく解決しない。藤田氏が貧困の原因として指摘した、教育に投資しない日本政府や、高い家賃をとり続ける大家のせいにしても同じだ。今のぼく/あなたの問題は解決しない。

 

実際に団結を組んで、交渉したとしよう。経営者の立場で考えればすぐわかる。経営に難癖をつけてくる低賃金=単純作業の労働者なんかいらない。文句を言わないロボットか、低賃金でも喜んで働いてくれる外国人に取り換えればいいだけだ。また、交渉に成功して賃上げされたとしよう。企業の競争力が低下して、倒産してしまうかもしれない。結局、労働者は仕事を失ってしまう。

 

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人口増による経済成長を終えたいま、旧態依然とした企業が沈むのは当たり前の話だ。労働問題の本質は、企業が儲けを得るための十分な『付加価値』を生み出せていないことにある。そもそも企業とは、ヒット商品に裏付けられた組織の一形態にすぎない。藤野英人氏の本を読めばすぐにわかる。日本経済の足を引っ張っているのは日本経団連の大企業だ。自ら変わることができない大企業以外は、時代の流れを読み、付加価値を生み出すための努力をし続けている(TOPIXは10年間で+2%、東証二部は+67%のパフォーマンス)。

 

藤田氏は耳ざわりのいいことばで、労働者をだましている。ぼくらが向き合わなければいけないのは『仕事』だ。どうやってじぶんの『付加価値』を高め、どうやって『売る』かについてだ。なぜ藤田氏ができたことが、貧困におちいった他の労働者にはできないと思うのか。なぜ魚はやっても、釣り方は教えないのか。邪推すると、藤田氏はそのほうが儲かるのだ。

 

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ぼくは20代後半の若者だ。大企業の正社員をやめて、藤田氏のいう貧困ライン=年収122万円以下の非正規雇用で働いている。でも、「未来が暗い」とは思わない。カネがないなら、頭を使い、頭がないなら、手を動かす。じぶんの未来は、誰もつくってくれないことを知っているからだ。

 

ぼくはじぶんで、じぶんの『売り』と『付加価値』をつくりだす。

 

イベントを企画して、同じ志をもった仲間を集めて、いっしょに「未来をつくりたい」と思っている。そんなイベントも、「若者を応援する」と標榜する狭山市役所には、Webサイトへの掲載を断られ、所内のポスター掲示すら断られたけど、これも若者が去ってしまう地方の現実なんだと思う。絶対に掲載したくなるように実績を積んでいけばいい。ぼくは誰にも泣きつくつもりなんかない。

 

ぼくらは思考停止してはいけない。

 

いくら耳元で藤田氏が「努力至上主義はウソだ」とささやいても、正しい努力をしないことには、状況を変えるための主導権を握ることはできない。他人任せにしてはいけない。当たり前だ。だって、ぼく/あなたの人生だからだ。ホントのホントに一度きりの、人生だからだ。

 

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藤田氏は「ほとんどの塾講師は、時間外労働を強要されている。労働基準監督署に相談しよう」とも言っていた。もちろん発言内容は正しいが、「選考され、雇用される立場である限り、労働環境も賃金も決めることはできない」という現実もあわせて伝えるべきだ。

 

ぼくなら、塾講師には個人塾の開業をすすめる。直接、じぶんを売って、直接、指導する教育ビジネスはローリスク・ハイリターンの仕事だからだ。さらに、箱を用意するリスクさえ取りたくなければ、プロ家庭教師でもいい。あなたがターゲットにする親(金主)が、子どもを通わせたいと思うようなビラをつくって、地域に配ればいい。身近な人に声をかけて生徒を紹介してもらえばいい。たったそれだけのことで『仕事はつくれる』。なぜそれを教えず、政府や企業、藤田氏に依存するような人間を増やそうとするのか。

※介護士が高収入になるための戦略は別記事に書いた

 

 

21世紀はぼく/あなたの時代だ。

 

 

いま、貧困かどうかは関係ない。カネがないなら、頭を使い、頭がないなら、手を動かす。「ただただ未来は暗い」とささやく人間は、ぼくらを食いものにしているだけだ。じぶんの腕を磨き、じぶんを売る方法を学ぼう。そして、実践しよう。

 

 

わくわくする未来をつくろう!